訪問看護の面接に行ったら、ステーションごと消滅していた。
前回、そんなあまりに不条理な幕開けでスタートした私の転職活動。
ここからが、本当の地獄の始まりでした。
門前払いの連続!54歳ナースが挑む『超就職氷河期』の絶望的な現在地
ステーション消滅という衝撃から立ち直る間もなく、私は次なる場所を探し始めました。
今回は訪問看護ステーション、2か所を攻めていきます。
①かつて勤務していたステーションへ

まずは、かつて勤務していたステーションの管理者へ。
「ここなら私のことを知っているし、即戦力として評価してくれるはず」と、わずかな期待を込めてメッセージを送りました。
ですが返ってきたのは、事務的な「今は採用の予定がありません」の言葉。
……嘘だろう。数年前までは「いつでも戻っておいで」と言ってくれた場所が、今の私には冷たい壁に変わっていました。
先日のニュースによると2026年3月に卒業した大学生の就職率は、なんと98.0%!
つまり、「就職を希望した大学生のほとんどが仕事を見つけた」という高い水準が続いている状況で売り手市場の就職バブルやないかい!
遠い目でこのニュースを見つめた私。
でも、次行こう次!
②近所のステーションにすがる

次は近所だ。
なんとなく求人サイトから応募すると、書類選考で落とされる気がした妙齢女子。
今度は電話でしっかり状況を聞いてから面接を組もう!と決断。
そう決めて求人サイトを眺め、気になるステーションを発見。
医療処置でレスピ(人工呼吸器)があると記載されていたので、苦手分野のためたくさんレスピの方がいらっしゃると大変かなと感じ、応募の前に電話でその辺を聞くことにしました。
あたふたするので事前に台本作り。
<電話問い合わせ台本>
お忙しいところ恐れ入ります。○○と申します。
こちらの求人を拝見し、ぜひ応募を検討したいと考えております。
エントリーの前に1つだけ確認させていただきたいことがあり、お電話いたしました。
今お時間よろしいでしょうか?
呼吸器の管理をされていると拝見いたしましたが、現在どの程度いらっしゃいますでしょうか。
私自身、呼吸器の管理に不安と苦手意識があり事前に状況を把握しておきたくてお伺いしました。
<返答>
⇒今はいません。
現在看護師の募集はもう決まってしまったのですいません、また何かありましたら直接連絡下さい。
くっそ!もうきまってるらしいとな。
電話を切る手は震え、膝から崩れ落ちそうになりました。
その時点ですぐに求人取り下げろや。。。と心で叫びつつ。
ステーション消滅、古巣からの拒絶、そして近隣ステーションでの「採用なし」。
私は看護師人生で初めて、「門前払い」という言葉の意味を身をもって理解しました。
もはや面接のテーブルにすら座らせてもらえない。
これでは、戦う土俵に立つことすらできないのです。
不安すぎる夜

夜、一人で求人サイトをスクロールしながら考えました。
「なぜ、こんなに断られるのか?」 やっぱり、年齢? 経験が邪魔をしているのか?
プライドが傷つかないと言えば嘘になります。
30年近く看護師として現場を駆け抜けてきた経験が、まるで「重荷」として扱われているような気分でした。
しかし、ここで腐って諦めるのは、あまりに悔しすぎる。
ステーションが消滅したときと同じように、私はまた「被害者」のまま終わるのか?
「アラ還暦のナースは、もはや必要とされていないのか?」という不安が、夜な夜な胸を締め付けます。
まだ、答えは見つからない。けれど……

正直に言います。今、私は途方に暮れています。
「次はこうやって戦おう!」なんていうスマートな戦略は、まだ編み出せていません。
ただの門前払いの連続に、自信もプライドもズタズタです。
でも、ステーションが消滅したという理不尽な状況を食らっても、私はまだ看護師を辞めるつもりはありません。
今のこの泥沼のような状況を、どうにかして突破するしかない。
今はまだ、暗闇の中を手探りで歩いている状態です。
でも、いつか笑ってこの話を振り返るために、明日もまた、震える手で電話をかけてみようと思います。
私のサバイバルは、ここからが本当の勝負。
まずは、何がなんでも「面接」というスタートラインに立つこと。
それさえできれば、私の経験ならきっと何かを見せられるはずだから。
お読みいただきありがとうございました。


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